チャットボットを何社か比べようとして、料金の欄が埋まらないまま止まっていませんか。
先に理由を書きます。主要26サービスのうち、14社は料金を公開していません。半分以上が「お問い合わせください」なので、表を作ろうとしても最初から埋まりません。
やり方を変えます。公開されている金額で候補を3つに絞り、そのあと見積もりのときに同じ5つを聞く。これだけで、金額のそろった比較表ができます。
料金を並べようとすると、半分が空欄になります
BOXILが2026年6月に主要26サービスの公式サイトを調べた結果では、料金を公開していたのは12社で、残りの14社は「要問い合わせ」でした。
公開されている金額のほうを見ると、月額固定のプランでは中央値が24,000円。初期費用の中央値は0円でした。
つまり「相場」はあるのに、その相場が自分の店に当てはまるかは、半分の会社については問い合わせないと分からない。ここが比較を止めている原因です。
公開されている金額も、多くは「〜から」の下限です
同じ調査の比較表を見ると、金額の後ろに「〜」が付いているものが目立ちます。たとえば月額2,980円〜のサービスもあれば、初期100,000円・月額39,800円〜のサービスもあります。
この「〜」は、いちばん安いプランの金額という意味です。自分の店がどのプランになるかは書かれていません。
期間限定の金額が混ざることもあります。同じ調査には、初期費用がキャンペーンで0円、通常は300,000円というサービスも載っていました。
ですから、公開されている金額はあくまで「入口の値段」として見てください。(金額はいずれも2026年6月時点のBOXIL調べです。最新の金額は各社の公式サイトでご確認ください)
比べる順番を変えると、表が埋まります
おすすめは2段階です。
まず、料金を公開している会社の中から候補を3つ選びます。入口の値段でかまいません。ここで無理に10社並べようとすると、また手が止まります。
次に、その3社に見積もりを出してもらい、全社に同じ5つの質問をします。返ってきた答えを横に並べれば、それがそのまま比較表になります。
なお、料金を公開していない会社が悪いという話ではありません。大企業向けで、規模によって金額が大きく変わるから出せない、という場合もあります。ただ、店舗が1つ2つの規模なら、最初から金額が分かる会社に絞ったほうが早く進みます。
見積もりのときに聞く5つのこと
①月額には何が入っていますか
AIの利用料、不具合対応、質問への回答。このあたりが別料金だと、毎月払う金額は見積書の月額より増えます。「サポートは別途お見積もり」と返ってきたら、その金額まで聞いてください。
②初期費用には何が入っていますか
サイトへの設置、最初の質問と答えの作成、予約カレンダーの設定。どこまでやってもらえるかで、自分の作業量が変わります。
③答えを足す作業は、誰がやりますか
チャットボットは、答えられなかった質問に答えを足していかないと賢くなりません。この作業を自分でやるのか、頼めるのか、頼むといくらか。ここを聞かないまま契約すると、あとで手が止まります。
④予約まで受けられますか
質問に答えるだけのものと、空き枠を出して予約まで取れるものがあります。予約を受けたいなら、月額の安さより先にここを確認してください。
⑤やめるときにお金はかかりますか
最低契約期間と、途中でやめたときの費用です。1年縛りかどうかで、試しに始めるかどうかの判断が変わります。
この5つを同じ形で聞けば、金額のそろった表が作れます。逆に言うと、この5つに即答できない会社は、契約後もやり取りに時間がかかります。
AI相談窓口botの場合
当社の「AI相談窓口bot」は、初期費用50,000円・月額5,000円(いずれも税込)です。1店舗でお使いいただく場合、かかるのはこの2つだけです。ほかのサービスとの連携や大きなつくり変えをご希望の場合と、複数店舗での運用は、別途お見積もりになります。
さきほどの5つに、そのままお答えします。
- 月額5,000円に入るもの:AIの利用料、GoogleやAI側の仕様変更への追従、不具合対応。従量課金はありません。
- 初期50,000円に入るもの:サイトへの設置、最初のQ&Aの作成、予約カレンダーの連携。
- 答えを足す作業:答えられなかった質問は毎朝メールで届き、答えはご自身でスプレッドシートに足していただきます(追加費用はかかりません)。
- 予約:受けられます。Googleカレンダーと連携し、空き枠の提示、二重予約の防止、前日のリマインドまで動きます。
- やめるとき:最低契約期間はありません。途中でやめる場合も、費用はかかりません。
正直に書いておきます。さきほどの調査では初期費用の中央値は0円だったので、初期50,000円がかかる当社は、最初の負担では不利です。そのかわり月額5,000円は、月額固定型の中央値24,000円のおよそ5分の1にあたります。金額の目安はチャットボットの料金相場、安さの見極め方は安いチャットボットの選び方にまとめています。
まとめ
- 主要26サービスのうち14社は料金が非公開。比較表は最初から埋まりません。
- 公開されている金額も多くは「〜から」の下限で、期間限定の金額が混ざることもあります。
- 先に3社へ絞り、そのあと同じ5つを聞く。この順番なら表が埋まります。
- 聞くのは、月額の中身・初期費用の中身・答えを足すのは誰か・予約まで受けられるか・やめるときの費用の5つです。
元が取れるかどうかの考え方はチャットボットの費用対効果、月額の中身の見分け方はチャットボットの月額はいくら?で扱っています。